大正生まれの素敵女子

投稿日: 2015年2月12日  カテゴリー: みんなのお話

私は、昔からカバンのチャックがほんの少し開いたままです。使った後のエプロンもカバンの中に何も考えず詰め込みます。時間短縮のつもりです。
ですが、大正生まれの素敵女子は、毎回家事援助終了しエプロンを詰め込むヘルパーの私に
「ちゃんとたたんで入れなさい、そのほうが後から出すとき気持ちがいいから」と優しく注意してくれます。
エプロンを入れ直し、挨拶し、向きを変えると私の背中のリュックサックを引っ張り「開いてるよ」と笑いながらチャックを閉めてくれます。
「ありがとうございます」と振り返った私の上着のチャックを「閉めなさい。」といい、慌てて閉めようとする私に「カバンを置いてから閉めなさい。そのほうがしやすよ。」
ズボンのポケットから出ている携帯のストラップを見つけ「落ちるよ、ポケットの中に入れとかないと。」
リュックに押しつぶされた襟を正し、「はいこれで大丈夫、今日は何時頃帰ってくるの?遅くなってもいいから慌てずに。気をつけてね。」
「遅くなるからご飯食べて寝といてください・・・」帰ってこれないことに罪悪感を感じつつもそう言って、次の利用者さん宅に向かう。

今でも、身の回りはいい加減なことが多いですが、、開いたままのチャックに気が付いた時、家に帰ってくちゃくちゃのエプロンを出したとき、素敵女子の笑顔を思い出して、ほくそ笑みます。(おっしゃる通りでございます。くちゃくちゃのエプロン気持ちよくない…)
慌ててイガイガした気持ちを、まあるくしてくれます。
同じ時間を生きていなくても、気持ちを動かすことのできる素敵女子
色んなことがあるけれど
『きちんと生きよう』と微笑ませてくれる素敵女子の魂に 日々感謝しています。

                                                      

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