小畦のえーちゃん

投稿日: 2015年4月28日  カテゴリー: みんなのお話

昔(昭和初期)、東吉野村の山に住んでいた方のお話。
僕が子供のころ一年だけ住んでた村に、『小畦のえーちゃん』ていうひとがおって、夫婦でうすあげとかこんにゃくとか作って売っててな、おいしかったんやで~。ものすごい大きな三角のあげとか手作りでうまかったんやで~。でもそれだけでは生活できなくなって、国鉄の試験受けたら受かって、切符うりになったから、あげ屋さんはやめてしもた。でも国鉄入ってからも、エーちゃんに頼んで切符取ってもらったり、どこか出かけるときはよく世話になった。
戦争から帰ってきて、家もなくなって行き場のないときも、長堀の材木屋の経理の仕事を紹介してくれて、ほんまにえーちゃんには世話になったな~。僕より背は低いけど面白い男。

小畦のえーちゃんのあげ食べたいな~

小畦のえーちゃんの話を聞いているとなぜか谷啓さんの顔が浮かぶ おかめでした。

                                                      

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